高校生の時に合気道に出会い、それに惹かれ、合気道をするなら多田先生のところへという思いもありつつ早稲田に入り、多田先生のお話を聞いていると、それまで自分が考えていたこと、合気道の稽古・動作の中で感じたことと、同じというとおこがましいですが、つながるところが多く、はまっていきました。また呼吸法・心身統一法に興味がわき、天風先生の本をよく読みました。
そうすると、合気道の稽古の中で色々なことを考えるようになりました。考えすぎて頭の中がこんがらがることもありました。そんな時、こんなに考えてばっかでいいのだろうか、ちゃんと稽古できているのだろうかと不安になったりもしました。
そんな時に、早稲田の同期の合気道仲間に誘われて、多田先生と同じく開祖の直弟子であり天風先生の弟子でもあった佐々木将人先生の稽古に参加させてい頂いたらそこで、将人先生が、”合気道は哲学だ””哲学を持って稽古をしろ””一人ひとり自分の哲学で良い””「哲学」学になってはいけない”ということを学ばせて頂きました。自分の考えをしっかりと持ち、それを合気道の中で実践・表現できれば良く、それが人からどう見られるかどうか等、気にしすぎる必要もなく、考えなしではもちろんダメで、偉い先生の言葉だけをコレクションしても意味がない。
同じく将人先生のお言葉で”楽しくなければ合気道ではない、皆笑え”と。楽しく稽古を続けていきたいものです。 みんなちがって、みんないい
金子みすゞ
です。
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