私と妻の合気道の師匠である多田先生は1964年にイタリアへ渡り、イタリアでの合気道の普及・発展に尽力され、今年で60周年を迎えられました。11月1,2,3日と3日間、多田先生が設立されたイタリア合気会の60周年記念式典がイタリア ボローニャで行われたので、妻と共に参加してまいりました。
自宅からりんくうタウン駅まで車で行き、そこから電車で関空へ。関空のチャックインカウンターに到着するとすでに凱風館の合気道仲間が何人か並んでいました。知り合いが同じフライトというだけでなんだか安心感があります。
今回はトルコ航空イスタンブール経由でボローニャへ行ったのですが、関空を夜に出発、明け方にイスタンブールに到着し、昼過ぎの便でボローニャへ。イスタンブールでの乗り継ぎが7時間ほどあり、その時間を利用してトルコ航空で用意されているトランジットツアーに参加してみました。
参加費は無料で朝食付き、バスでイスタンブールの観光スポットをまわるツアー。朝食時と橋の上での撮影タイム以外はずっとバスに乗っているだけでしたが、バスから街並みを眺めるだけでも中々面白い。次はイスタンブールにも何日か滞在したいと思わせる良いツアーでした。
トランジットツアーの受付カウンターで日本人の女性に声をかけられ仲良くなりました。木版画家で、これからセルビアに行って版画のワークショップをするとのこと。ボローニャに合気道をしにいく我々も中々ですが、ベオグラードに版画のワークショップをしに行く日本人がいるというのが面白いです。ベオグラードにも合気道の友人がいるので我々もいつか行こうと思っております。
版画がかわいくて素敵です。京都の美術館に出展することもあるようなので、その時は見に行こうと思います。旅先で思いがけず良い出会いがあり嬉しいですね。
ベオグラードにあるイエレナ先生の道場HARUKAZEの動画
乗り継ぎは問題なくスムーズに行き、無事ボローニャに到着すると渡邉さんが空港まで迎えに来てくれていました。今回は渡邉さんのお宅に家族で滞在させていただきました。渡邉さんとは20年前のイタリア合気会40周年が、同じくボローニャで行われたときからの繋がりです。渡邉さんのお宅はボローニャの空港の近くで、荷物を降ろしてすぐ飲み物や軽食、日本へのお土産などをスーパーに買いにいきました。
買い物の後は、シャワーを浴びたり少し休んで、夜は渡邉先生の道場で稽古をしました。ボローニャは学生が多く、渡邉先生の道場も若くて熱心な稽古生が多いです。京都も学生がたくさんいるので、うちの道場にも若い人が増えてくれると嬉しいですね。 稽古の後は近くのお店で道場生達とも一緒にビールを飲みに。場所はボローニャだけどクッチーナ シチリアーナということで魚介のパスタをいただきました。魚介の風味が強くて、旨味たっぷりのソースが自家製生パスタにしっかりしみ込んだおいしいパスタでした。
というわけで、翌日からの記念行事にむけて、移動の疲れが残らないように夜は早めにしっかり休みました。
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