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執筆者の写真aikidoiriedojo

道着の着方と帯の締め方

普段の服装と同じように、道着の着方によって身体の使い方、動き方が変わってきます。

そのため、特に子どものクラスでは、道着の着方や帯の締め方をまめに直しています。

ただ、それだけだとなかなか覚えられない子もいるので、ブログに書いておくことにしました。参考にして下さい。分からない部分はいつでも質問して下さい。


① ズボンはわっかの付いている方を前にしてはきます。腰の太さに合わせて左右のひもを引っ張って調整します。片方だけ引っ張ると抜けてしまったりズボンが歪んでしまうので、両方をバランスよく引っ張ります。ひものはしっこの方を持って引っ張ると、腕の長さが足りなくなるので、身体に近い部分を引っ張ります。


② わっかに両方のひもを通します。


③ わっかの内側で1回結びます。


④ わっかの外側で(上から)蝶々結びをします。


④-2 こんな感じです。


⑤ 蝶々結びをしっかり締めます。子ども達はこれが案外難しいようです。靴ひもより太くて力が入りにくいということもあるようです。やっているうちに力がつくといいのではないかと思います。


⑥ 上衣は左側を上にして着ます。上衣の下には、女の子はシャツを着て下さい。男の子は着ても着なくてもいいです。


⑦ 帯はまず半分におって真ん中を確認します。


⑧ 文字やマークは表側にして、帯の真ん中部分をおへその下にあて、身体に巻き付けていきます。なるべく身体にくっつけたまま後ろに回していきます。


⑨ 後ろはこんな感じです。帯がねじれないようにすることと、重ねないで上下にずらします。重ねてしまうと後ろ受身の時に腰にひっかかる場合があります。


⑩ 前に持って来たら右側を上にします。


⑪ 上に重なっていた帯(⑩で左手で持っている方、文字の無い方)を下から、下の帯(最初おへその下にあてた部分)も一緒に巻きます。ここで大事なのは帯がたるんでいないことです。しっかり身体にくっつけたまま巻いていけばたるんでいませんが、途中で身体から離してしまうとたるみができます。たるみができるとたるみを無くすために帯を引っ張って絞りたくなりますが、きつく絞ってしまうと帯がウエストの細いところに上がってきてしまいます。

帯は骨盤の出っ張っているところ、太くなっているところの上に締めます。


⑫ ⑪での上の帯(左手側、文字の無い方)を上に、下の帯(右手側、文字の有る方)が下になるように重ねて上から来た帯を下から間にいれて結びます。


⑫-2 こんな感じです。


⑬ ⑫-2で帯の両端が上を向いているので、両端とも半分ずつ(180度)回して、両端が下を向くようにします。その時、文字やマークが表に来ます。


⑭ 最後に両端をしっかり引っ張って完成です。

⑫~⑬の所で力を入れて速く引っ張って、⑬のところで終わってしまう子が結構います。そこは力を入れても入れなくても大体⑬くらいの緩い感じで終わってしまうので、その後締めた方がしっかり締まります。


ここで最初の話に戻りますが、道着を着る上で大事なのは帯を締める位置です。骨盤の出っ張っているところ、太くなっているところに締めます。帯をその位置にしっかり締められると、腰から動く意識が強くなります。あるいはあまり意識しなくても腰を中心に、肚に意識を残したまま身体を動かせるようになっていきます。

帯がすぐほどけてしまうからきつく締めようとするとウエストの細い所に上がってきてしまいます。肋骨や横隔膜の動きが制限されて呼吸が浅くなります。動きも腹筋の真ん中から上の方に力が入って、上半身と下半身の動きがつながりにくくなります。そこの部分で身体がよじれたりしてしまいます。上虚下実、上(中丹田、鳩尾、水月)はゆったりと、下(下丹田、肚)には気合を入れてと多田師範は説明されます。

帯がほどけやすいのは⑭のところが甘い、というよりは、⑫~⑬のところで力を入れるせいで、それでしっかり結んだつもりで終わってしまっている子が多いように感じます。


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