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執筆者の写真aikidoiriedojo

袴の穿き方<合気道入江道場>

更新日:2019年10月7日

私の袴の穿き方を紹介します。ちなみに一般的な穿き方とは異なりますので参考程度にして下さい。

多田先生の穿き方を参考にしています。これは私が大学2年生の頃だったかと思うのですが、東京大学合気道気錬会の十周年記念の冊子に、多田先生の袴の穿き方が紹介されており、それをもとにしています。早稲田の部室にあったものなので私は現物を持っておりませんので、既にそれと違うところもあるかと思います。。

その後、多田先生が袴を穿いているのをチラ見しつつ、自分に合う形にしていきました。


袴の穿き方で注意するのは、身だしなみも整えつつ稽古の際に崩れにくく、ということだと思います。稽古で崩れにくくするためにウエストで穿いてしまったり、必要以上にきつく縛ったりしない、また、特に腰板の上から紐で縛るのは良くないのではないかと思います。

綺麗に穿いても稽古で崩れてしまうのであれば、動きの方を改善していく必要があります。それを教えてくれるのが稽古着としての袴ではないかなと思います。


1、左足から穿きます。

ある人が袴を上手く穿けないのでコツを教えて下さい、と多田先生に直接聞いていたので、こっそり盗み聞きしてみると、

多田先生は、左足から穿くんだ。ちゃんと左足から穿いてる?

だそうです。


2、袴の前紐を帯の上に

帯の位置は道着の着方と帯の締め方を参考にして下さい。

袴は前が下がるように穿きます。一般的に前の方が短く仕立てられています。そのため前を下げないと必然的に前が上がってしまいみっともないです。


3、後ろにまわした時に帯と重ならないように注意します。



4、後ろにまわして前に持ってきた紐は動くと帯が上がりそうになるのを押さえるイメージで上から斜めにおろします。合わせるのは帯の結び目の下に。

帯の結び目と紐が重なってしまうと、後でうまく締まらなくなるので注意します。


5、前で紐を合わせた時、折り込みます。写真では左側(向かって右)からきた紐に右側(向かって左)のひもを重ね、左側からきた紐を折って右側に抜けています。抜ける時は帯の下で、帯と重ならないように注意します。

前で折り込むのは学生時代に岩田のおばあちゃんにおしえてもらいました。

※写真だと襞がよじれちゃってますが、ちゃんと整えて下さい。


6、後ろにまわした時も帯と重ならないようにします。


7、後ろにまわして前にきた紐を右側で結びます。位置としては骨盤の右下です。



8、結び方は、片方だけ蝶々結びって感じです。

ちなみに多田先生は普通に蝶々結びをされています。紐を長めに仕立ててもらって、余った部分を切っているようです。



9、前側の短い紐と後ろ側の輪っかになっている紐は下からまいてある紐に入れて、長い紐は後ろに上からいれます。


10、腰板は後ろの紐の上の位置に当てます。


11、腰板の紐は上からそのまま、これも帯が上がるのを押さえるイメージで、前は一番下で合わせます。


12、下にある紐も一緒に結びます。


13、上では蝶々結びをします。


14、右側の紐と輪っか、左側の輪っかは下から、左側の紐は上から入れます。



15、腕を挙げて脇下に余裕を持たせます。


16、こんな感じです。

ポイントは道着に余裕を持たせることと、紐を身体にきつく縛り付け過ぎないことです。斜めに紐を通しているので、引っ張ると力が上に向いてしまい帯が上がってきます。ただ締める時はしっかりと締めます。


写真が見づらかったり、写真も説明も足りないような気がしますが、参考程度に。

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