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執筆者の写真aikidoiriedojo

合気道での剣の稽古 合気道入江道場研鑽会にて

まだまだ新型コロナウイルス感染拡大予防に注意が必要な状況ですので、少人数で木剣・杖の稽古を行いました。

合気道入江道場での武器の稽古は、決まった形をたくさんやるというよりは、とにかく丁寧に振ることを大事にしています。動画を改めて見ると、自分の癖や粗が見えてしまうので、嫌な所もあるのですが、それも今後の精進につなげていけるよう努めようと思っております。 技術的にはまだまだな私ではありますが、武器の稽古で大事にしているのは、剣と身体が一つになる、剣に自分の呼吸が通るようにするということです。動きや形だけをただ漫然と追っていくのではなく、一つ一つの動きや流れに生命の息吹を吹き込み、生きた動きとすることです。これは抽象的な心掛けではなく、呼吸法を合気道の動きや力の働きに活かすための具体的な心と呼吸の技術です。こうした呼吸の技術に身体技術の向上がもっともっと伴ってくれば良いなと思っております。 合気道の「合気」という言葉は、「神と人との合気によりて」という言葉からきていると多田先生は説明されます。我々人間だけでなく、他の動物も植物も、そして物質も、呼吸をして生きています。原子は常に振動しています。その働きの源であるエネルギーを気と呼び、その気を身体にしっかりと受け入れ、より活かしていくためには物心一元の考えをしっかりと身体で感じ体現していくことが必要です。

人間同士でそれを行うのが徒手の稽古であり、物と自分の一体感を創り上げていくのが武器の稽古となります。言葉にするのはある意味で簡単かもしれませんが、大事なのはそれを実践していくことだと思います。日々精進、今日も楽しく稽古していきましょう。

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