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執筆者の写真aikidoiriedojo

基本技を大切に

道場生向けに、復習用の動画をアップしていこうと思います。技の手順を一人動作でも反復稽古してもらいたいです。

相手に技を効かせる、どんな相手でも投げ飛ばす、強い相手を抑え込む、そんなことを考える前に丁寧に基本技をやっていくことが大切だと思います。いつどんな時でも相手に効かせられる技というものは、そもそもないのではないかと思っています。

合気道開祖植芝盛平先生の動画を見ていても、相手やその時の状況で動きは千変万化、臨機応変に動かれているように思います。そうした技術あるいは状態というものは、基本の稽古の積み重ね、いろんな人との稽古の中で自然と培われるもので、いつもその場その場でわたわたしていては身につかないであろうと考えています。

自分のことだけではなく、相手に合わせるだけでもない。自分と相手、双方の関係性の中から、しっくりくるところをいつも探しています。

一教は合気道の最も基本の技の一つです。大事なのは受け身だと思っております。

本来、柔術や剣術は個人教授で取りが生徒、受けが先生であると多田先生はおっしゃいます。合気道の稽古でも、受けを取る方が十分に技の理合いを理解していて、無理にふんばったり、身体(特に肘や肩関節)を固めてしまったり、あるいは逆に勝手に動いてしまったりしていては稽古の効果が薄れてしまうのだと思います。

取りがしたい動きは、振りかぶる(刀を)、踏み込む、切り下す、という三つの動作だと思います。表はどれもまっすぐ、裏はまっすぐ振りかぶりながら踏み込んで、転換に合わせて斜めに(袈裟に)切り下していきたいです。やることはシンプルなので、避けようと思ったら簡単です。受けが突っ張って来たら当然それに合わせて向きを変えていけばいいだけで、それに対応していくことは、一教の稽古にはならないんじゃないかと思います。

ただまっすぐ素振りをするくらいの感じでやりたいと思っています。そうなるような柔らかく粘りのある受けがお互いにできるといいですね。 ちなみに合気道入江道場では、正面打ちは下から合わせていく形を基本にしています。開祖は下から合わせてやることが多かったと多田先生がおっしゃっていたからです。

それと取りの方が主体的に間合いをつめ手を出していき、受けがそれの手を受けるように下から合わせていく。受けが打ってくるのを待つのではなく、取りが自ら正面打ち一教という技の流れを作っていく。その中でお互いがつながっている状態を感じあいながら、肚から粘りのある動きをして呼吸を錬っていきたいです。


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